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斎藤の<国語の頭脳>教室


国語のコツ!


 今は「中学受験」に限らず、社会人として企業に勤務している人でも、国語の力がなく企業が対策を打っています。

 企画書が読めない、書けない、各種報告書、議事録が読めない、そのために上司の言いたいこと社内でのグループ・コミュニュケーションが円滑にいきません。

 それでは一体何が大切であり、何が欠落しているのかをコンパクトに「中学受験の国語」としてまとめてみました。

 読むことはむずかしくありません!コツさえつかめば易しいです。ぐんぐん!成績は上がります。

 「キーワード」について。

 内容を正確に読んで、人に伝えるためにはどうしたらよいでしょうか。

 ヒントは、キーワード(カギになる言葉)と接続詞にあります。

 文章中に何度も出てくる言葉があれば、それが「キーワード」です。

 文章の要点とは、この文章で書き手(作者)が読み手に「伝えたいこと」です。

 文章中に何度も出てくる言葉があれば、それが文章中で大切な言葉「キーワード」です。

 大切なことは繰り返されると覚えて置いてください。

 また、「要するに〜、したがって〜、つまり〜」と言った接続詞の後には必ず「結論」が来ます。

 または、「結論は〜、〜がポイントとなる」などと書かれている場合がありますので注意してください。

 書き手(作者)がどんな結論を述べようかとしているかを知るには先程述べましたように、「キーワード」を探し出すことです。

 その「キーワードの周囲」だけを読むだけで作者は何をこの文章でいいたいのか、「文章のながれ」を正確に把握することができます。;

 また、「キーワード」だけではなく、表現を変えたり、具体例を加えたりして同じ内容を繰り返すこともあります。これも大切です。覚えておいてください。

 なお、書き手(作者)の主張があれば必ずその根拠もその都度述べられているわけです。

 その繰り返しで大きな結論がでるわけです。書き手(作者)のそういった文章のリズムをつかめば、その主張、結論は見出しやすく、頭に入りやすくなってきます。

 次に、「行間」の問題です。

 「書かれていることばかりではなく行間を読み取れ!」とはよく聞くことです。

 しかし、「行間を読む」とはどういうことでしょうか。

 直接そこに書かれていなくても、書き手の意図、視点、心情を読み取ることを言います。

 たとえば、有名な言葉で「貧乏人は麦を食え!」ということがあります。

 「貧乏人は麦を食え」という言葉に政治家の傲慢さを読み取った人もいるかもしれません。また、「米より麦が安い」「貧しい人がいる」「貧しい人もあまり麦を食べていない」といったことを汲み取る人もいるかもしれません。

 実は、池田蔵相自身は文字通りの発言をしたわけではありません。

 「わたしは所得に応じて、所得の少ない人は麦を多く食う、所得の多い人は米を食うというような、経済の原則にそったほうへ持って行きたいというのが、わたしの念願であります。」とソフトな表現をしています。

 この発言を当時のマスコミが端的にそう表現したものなのです。

 また当時の背景を、同時に読み取ることができます。

 

 それが、文脈「文章のあらすじ」という言葉がありますが、文章やコミュニュケーションの場で使用される表現を定義づける背景や状況をさしています。

 「行間」を読むとき、書き手と背景や状況の共通認識を持ちながら読むという努力をするということです。


 表面だけを読んでも理解できません。


 なぜ、読めているのに読めていないのか、理解できないのか、それは「文脈(あらすじ)」がわからないからです。「文脈(あらすじ)」が見えるかどうかの違いです。「文脈(あらすじ)」がわからないと正しい理解はできません。

 文章を読んでいて、表面的な意味は理解できても、行間に潜むメッセージが読み取れなかったり、その言葉でイメージするものが書き手(作者)と同じでないと、わからなかったりすることがあるからです。

 「読む」ということは、字が読める、単語を知っている、漢字が読めるということではなく、その文章を理解し解釈しようとすることを言います。

 「読む力」をつけるには、問題意識と周辺意識、理解する努力をもって文章に接することが必要になります。

 思い込みを排除して正しく理解しよう。

 事実と意見を見分けて、正しく理解しよう。

 主観と客観を見分けて、正しく理解しよう。

 内容的な整合性、論理的矛盾を見分け、正しく理解しよう。

 そのことで、記述問題、選択肢問題の成績はぐんぐん!上がります。

 
            juken_saito@cure.ocn.ne.jp
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